浜松で合格祈願するなら宝的山蔵興寺!100年続く伝統の「だるま」は遠州の受験生をずっと見守ってきた

転んでも起き上がる強さを与え続けて100有余年

遠州にはお寺がたくさんありますが、こんなお寺はここだけでしょうね…。
この時期の受験生に力を与えてくれる強い味方。
高校・大学受験、就職試験に昇進試験、資格試験などなど、人生は試験の連続なのかもしれませんなぁ。

だるまが目印!

浜松の中田島方面から掛舞線を西へ西へ、浜松南高校を過ぎたあたりに見えてくるお寺。
それが文武天皇の時代(697-707)から続く宝的山蔵興寺(ぞうこうじ)です。新橋(にっぱし)の「こくぞうさま」と言えば、もしかしたらあなたも聞いたことあるかもしれませんね。

ここに祀られている御本尊の虚空蔵菩薩像は文武天皇の時代(697-707)、米津浜の沖合いで漁師の綱にかかり拾い上げられたものという言い伝えがありましてね。慶安元年(1648)、徳川家三代将軍家光公より朱印地を賜って以来、将軍家より御沙汰状を頂戴されましたと。

虚空蔵堂は宝暦元年(1751)の建立だったのが昭和20年6月18日の浜松大空襲で焼夷弾で焼かれてしました…あぁなんともったいない!本尊他数点のみ住職が持ち出して無事でしたと。現在の虚空蔵堂は平成5年落慶。虚空蔵菩薩は六十年に一度の御開帳で、次の御開帳は平成33年丑年若しくは翌34年寅年を予定しているだそうです。

明治から続くだるま祈祷

2月中旬には毎年、明治から伝わる虚空蔵菩薩の例大祭が行われます。だるま・木札を購入し、御堂に入って御祈祷を受けてください。御祈祷料を払い申込用紙を購入して、だるまに片目と願文を書いてもらった後堂内で読経と御祈祷して貰います。合格祈願のほか、商売繁盛、家内安全、厄除開運等多くの方が参詣してきました。

そもそも「こくぞうさま」って、だれ?

虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)とは?

虚空蔵とは宇宙のような無限の知恵と慈悲が収まっている蔵(貯蔵庫)を意味し、人々の願えを叶えるために蔵から取り出して知恵や記憶力、知識を与えてくれるとされています。

(ふむふむ、だから受験生も安心してご祈願できるってもんですね)

真言宗の開祖・弘法大師は虚空蔵菩薩の真言を100万遍唱えるという虚空蔵求聞持法(こくうぞうぐもんじほう)を行ったそうです。無限の記憶力がつき、仏の知恵を体得することができるといわれています。求聞持法の本尊像のほかに、増益(ぞうやく)や除災を願って行う修法の本尊である五大虚空蔵菩薩があります。これは虚空蔵菩薩の持つ智恵を5方に配し、金剛界五仏の変化した姿としたものです。

ご利益は?

成績向上、記憶力増進、頭脳明晰、商売繁盛、技芸向上のご利益があります。また、丑・寅年の守り本尊です。丑・寅年に生まれた人々の開運、厄除け、祈願成就を助けるといわれています。

出典:仏像ワールド

なぜ「だるま」なの?

「七転び八起き」と言われるだるま、いくら転がしてもすぐに起き上がり、重心が安定した形はどんな困難にも対処できる落ち着いた心と忍耐力を表しています。

だるまはなぜ赤い?

火や血の色である赤色は、火を連想させ古来から魔除けの効果があると信じられてきました。
さまざまな病や災いを防げる色と考えられてきたのです。江戸時代、疱瘡(天然痘)が流行し庶民は病を恐れ、赤く塗られただるまが厄除け・疱瘡除けとして求められるようになりました。

実はだるまにはモデルが

モデルとなったお坊さんが居ましてね。達磨大師という禅僧が壁に向かって九年の座禅を行ったことによって手足が腐ってしまったという伝説があり、この御方は着ていた衣の色が最も位の高い高僧が身につける赤(朱色)だったと伝えられ、ここから手足のない赤いだるまの置物が作られるようになったんですね。

よく選挙で目を入れてますね

江戸時代、疱瘡(天然痘)で多くの子供が失明したそうで、だるまはその厄除けとして「目なしだるま」を用意して、だるまに目を入れる事で疱瘡(天然痘)を避けるという風習が生まれたのです。だからだるまに目を入れる行為は「縁起が良い」と言われるようになったんですね。

だるまの目入れは、まず最初に片目に目を入れ(開眼)願掛けをして、願い事が叶ったらもう片方の目に目入れして両目を完成させる(満願)という意味があります。目の入れ方もいろいろあって、通常は左目から入れるんですけど最初から両目入れる地域もあるんですって。

だるま祈祷していただきましょう!

実際はこのような進み方で御祈祷をしてくれるんですよ。

*宝的山蔵興寺公式HPより、御祈祷の仕方

御祈祷の仕方(1)

お気に入りのだるまを選んで購入し、御堂の中で祈祷申込書を記入します。
申し込み一件につき基本願文は一つです。欲張らないようにしましょう。

御祈祷の仕方(2)

東西両側にて和尚様方が、片目と、氏名、祈願文を書いてくださいます。小さなだるまには多くの文字が書けませんので、家族の名入れ、願文を複数入れたい方は大きめのだるまを選ぶようにしましょう。基本願文は一つですが、大きいものを選べば、志望学校名や、複数の願文を書いてもらえます。

だるま以外に木札を求めることもできます。家内安全や身体健康など神棚や仏壇に祀るにはこちらもおすすめです。

御祈祷の仕方(3)

祈願文を書いてもらったら、だるま・木札を持って順番に堂内内陣へ。祈祷時間は約20分です。が混雑しているときは、順番にお待ちいただくことがあります。

祈祷中、住所、氏名、願文を読み上げていきます。手を合わせ心静かにお参りしましょう。
申し込み用紙を基に、読み上げをします。申し込み用紙の字は大きく丁寧に。フリガナは必ず付けてください。御祈祷後、自分のだるま、木札を間違いのないように受け取ってください。

これが時代を超えて続いてるからこそ、歴史の重みを感じるんですね。

年に一度の虚空蔵尊天大祭の賑やかさ!

2月はこの界隈が賑やかになり、特に2月の第2土・日曜日の開催される虚空蔵尊大祭日は浜松駅から臨時バスが出るくらいの人出なんですね。入り口からして人だかり。露店もたくさんで目移りしちゃいます。

しかしなんで露店の飯は美味そうに見えるんでしょうね…
奥へ行ってみると…

この子、「ダルヴィー」って言うらしいです。ゆるきゃらまでいるなんて(笑)

左右に大きな赤青だるま!

阿吽のダルマと言うそうで、確かに赤だるまは口が開き、青だるまは口を結んでますね。直径が6mあるだそうですよ。目を引きますね。

本堂では「コーン、クォーン…」心地よい鐘の音、そしてこれは般若心経?たくさんのお坊さんの読経が聞こえてきますよ。色んな大きさのだるまが所狭しと並んでますね。ここでご祈願をするんですね。
ここでは「知恵だるま」に、自分の願い事を書いて御祈祷をしてもらうんです。

これなら少しくらいへこたれても、すぐ起き上がれる強さをもらえるかも!
さ、ご祈願が終わると腹も減りますわ。

名物「だるま焼き」。ワンコインでいただける美味しいおやつです!

今日は行列もすごい!20分くらいは待ったかな…お客さんは大口で買っていきますよ。
「お客さん、いくつ?」
「わたしは6個!」
「その後ろのお客さんはー??」
「わたしんとこは5個ね」

ひとつだけだと氣が退けますか(笑)

中はあんこで、外は大判焼きの生地なんですが、
大判焼きよりも焼き加減の良い硬めの歯触りと、でもモッチリした生地がなかなかのお味でしたよ。

だるま占いなんてモノも。色によって気分が変わりますね~。
だるまイコール「赤色」が定番なので、
青色やピンク色なんてなかなか芸術的じゃ、ありませんか??

明治後期から伝わるこの例大祭、この時期の名物として毎年楽しみにしている方も多いんですね。こんなお祭り、これからも長く続いて虚空蔵菩薩から智慧と福徳を授かり続けたいですね!

宝的山蔵興寺
住所   432-8058 浜松市南区新橋町1325-1
電話番号 053-441-5927
平日   10時~15時
土日祝祭  9時~16時
駐車場  あり
浜松市南区新橋町1325-1

ABOUTこの記事をかいた人

藤村紀和

今日もバイクの街はーまつが生んだポンポン「スーパーカブ」で走る、遠州率は100%・歴史(徳川よりも今川派)とスイーツ(毎週ソフトクリーム食べてます)と都市伝説が好きな、セールス売上げ着火ライター